「まるで、もののけ姫の舞台」苔の回廊へ

「まるで、もののけ姫の舞台」苔の回廊へ

苔の回廊 北海道 観光

北海道 千歳市にある「苔の回廊」をご存知でしょうか?

この記事では、苔の回廊の魅力や道のり、注意点をご紹介します。
まるでジブリのような世界が広がる『古の回廊』を是非お楽しみ下さい。

YouTubeでも詳しく道のりや様子をご紹介していますので是非ご覧ください。

苔の回廊について

北海道千歳市の支笏湖畔に位置する『苔の回廊』
苔の回廊は約300年前の樽前山の噴火による溶岩が固まり、沢水や雨水により侵食されて誕生した回廊に苔が群生したものです。道中には倒木などがたくさんあり手付かずの自然を感じることができます。

回廊の岩壁の高さは高いところで10m以上になりとても迫力があります。大きな岩壁に苔がびっしりと生い茂っているのでとても神秘的です‼︎

そんな苔一色な緑の世界が続く『苔の回廊』はまさに秘境と呼べるでしょう。

苔の回廊へのアクセス

苔の回廊は支笏湖畔の南東に位置します。
スタート地点の入口が少しわかりにくいので詳しく解説していきます。

 
車を駐車をする方法は3通りあります。
①上記地図のモラップ駐車場
②モラップ駐車場と苔の回廊入口の間の道路の脇に駐車
③風不死岳登山用駐車場

①について
モラップ駐車場から苔の回廊入口までは徒歩で約20分程。
少し歩くことになりますが安全に駐車でき入山中も車の心配をする必要がありません。モラップ駐車場から苔の回廊入口までも遊歩道を使用できるので車道を歩く必要なく安心です。

遊歩道の様子 平坦な道なので安心です。

②について
モラップ駐車場と苔の回廊入口までの間にある路肩に駐車するのですが下記写真のような感じです。

こちらの場所は『樽前橋』という小さい橋の付近です。
私もこの場所に駐車しましたが、特に何もありませんでした。
ただこちらの道路は飛ばす車も多く、リスク回避をしたい方は
モラップ駐車場に駐車することをオススメします。

③について
樽前橋より美笛方面へ車で3〜4分程で「風不死岳」登山客用の駐車場があるのでそちらに駐車すれば、20分程で「苔の回廊」入口まで辿り着くことができます。

 

「苔の回廊」の入り口へ

苔の回廊の入口は非常にわかりづらい場所にあります。
現地に看板などは無いので、おそらく知識の無い状態で『苔の回廊』へ辿り着くことは不可能に近い気がします。なので下記のことはしっかりと頭に入れて現地へ赴くようにしてください。

 

苔の回廊への入り口は、先述したモラップ駐車場から美笛方面へ向かった途中にある『紋別橋』の高架下になります。駐車場に車を止める前に事前に場所を確認しておくと良いでしょう。

橋まで辿り着くと付近には橋の下に降りられるような獣道がありますのでそちらを使い橋の下へ。
こちらが『苔の回廊』への入口になります。

ちなみにこの橋の下の沢の名前を「楓沢」といいます。
この「楓沢」を登って『苔の回廊』へ進んでいきます。

余談なのですが、
橋の下の「楓沢」降りた際に『苔の回廊』へと続く山の方へ入っていく道と支笏湖畔へ続く道の2通りがあります。これは現地を見ればわかるのですが、この支笏湖畔側へ続く道も大変景色が綺麗なのでオススメです。

支笏湖ブルーが映えますね。

この緑のトンネルを抜けると…

こちらも絶景ですね…
虫も少ない印象でしたので湖畔でゆっくりしたい方にもオススメです。

では本題へ戻ります。

「楓沢」を苔の回廊へ進んでいく。
苔の回廊までは「紋別橋」から片道20分程かかります。
ほとんど平坦な道程ですが倒木などの障害物は多数あります。

このような木がゴロゴロしていますので、転倒しないよう十分注意して進むようにしましょう。

20分このような調子で進んでいくと次第に苔が増えてきます。

苔の回廊まではもう少しです。

雰囲気が出てきましたね。
次第に上の写真のような岩壁に挟まれた狭い通路になってきますので木の下をくぐりながら進んで行きましょう‼︎

いよいよ苔の世界へ突入です。
この先はジブリの世界です!

いかがでしょう。

実は今ご紹介した苔の回廊には「第一の回廊」と「第二の回廊」と呼ばれる二つの回廊が存在します。「第一の回廊」までは片道徒歩20分程あれば到着するのですが、「第二の回廊」へは「第一の回廊」終了地点より険しい崖を超えて進む必要があります。更なる秘境を求める方は是非記事を読み進めてください。

ちなみに「第二の回廊」までの道のりは非常にわかりづらく、迷って辿り着けない方が続出します。
登山用のマーカーなどもあるのですが頼りにならず、GPSなどを頼りに進みましょう。
詳しくは冒頭でも申し上げましたがYouTubeをご覧ください。

第二の回廊について

「第二の回廊」へは上記のような急勾配をロープを使って登らなければなりません。
難易度がグッと上がりますので、きちんと服装を整えましょう。

しかし「第二の回廊」では「第一の回廊」とは比べ物にならない程、岸壁の高さが高くなり苔も深まります。森の奥に入ってきているのを肌で感じることができます。

いかがでしょうか?

おわりに

「苔の回廊」を散策上で注意しなくてはいけないのが、「熊」の出現です。昔から熊の出現率の高い場所なので早朝や夕方以降などは極力沢に入らないようにしましょう。
陽の出ている時間帯でも熊対策は忘れずに。

しっかりと準備した上で散策を思い切り楽しみましょう。

投稿者:

corespot196

北海道在住の28歳 普段は幼稚園やトレーニングジムなどで撮影のお仕事をしております。 仕事がお休みの日はカメラを片手に北海道中を飛び回っています。

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