〜渓谷の絶景へ〜 樽前ガロー

本日は写真家の憧れ【樽前ガロー】をご紹介します。
近頃ネットなどで写真を見かけるようになった【樽前ガロー】ですが沢登りが必要になるために難易度が高そうということで行くことを諦めていませんか?
樽前ガローへは長靴やリバートレッキング用の装備をしっかりとしていないと危険などの記事が散見されますが、私も沢登りはあまり経験がなく必要な道具を持っていないために中々手が出せないでいました。
しかしこの度縁があり実際に現地へ取材に赴くことになりましたので様子をお伝えいたします。

こちらにたどり着くまでに
・どのような道程で
・どのような道具が必要か
以上を詳しく説明していこうと思います。
樽前ガローとは
『樽前ガロー』とは北海道苫小牧市にある四季折々の自然を味わうことのできる渓谷です。カメラマンに人気でInstagramやTwitterなどでは度々画像が投稿されているフォトスポットです。
春・夏には岩壁が苔に覆われ神秘的な雰囲気に。
秋には紅葉が水面に映り込む程鮮やかに。
冬には真っ白な雪景色が。
四季折々様々な姿が見られるので観光スポットとして非常に人気の高い場所になっています。
ちなみに『ガロー』の語源はアイヌ語で「切り立った崖」という意味だそうで、1967年の樽前山の噴火により誕生したそうです。

切り立ったとわざわざ言うだけのことはありますね…
絶景です…
樽前ガローまでの道のり
『樽前ガロー』に関して現地まで行ったが場所がわからなったと耳にすることが多い。
私も実際に下調べをしていなければ確実に迷っていたと思います。
しかし難しい場所にあるのではなく、入口さえ理解していれば簡単に辿り着くことが可能です。
まず駐車場すぐの『樽前ガロウ橋』を渡る。
この時に橋の下を流れる川が『樽前ガロー』なのですがこの橋から眺める景色も絶景なので是非眺めてみましょう。

『樽前ガロウ橋』を渡りきるとすぐに下の写真のような分かれ道が3本出現します。迷わず左の道を選択しましょう。
下の写真のような看板が立っているのが目印です。

こちらの道を真っ直ぐに進んだところに下の写真のような看板がありこれが樽前ガローへの入口の目印になります。

このような看板が出てきたら左の脇道へ進みます。するとすぐにロープが出現するのでロープに従い沢へ降りる。
ロープを使って降りると言っても女性でも簡単に降りられる少し急な坂という程度なのでそこまで警戒する必要はないと思います。
しかし小さい子供ですと少し苦労するかもしれません。
ロープを降りるとすぐに沢への入口になります。
撮影ポイントまでは水の中を移動することになるのでサンダルは必須アイテムです。
水がとても冷たいので、出来ればサンダルよりも長靴をオススメしますが少し撮影して終了という方であればサンダルでも対応は可能だと思います。
安全なところを選んで進めば、水深は一番深いところで膝上程度なので小さい子供でも十分楽しめると思います。

大体このくらいの水深です!笑
なぜジョジョ立ちなのか…笑
沢へ降りて1〜2分程進むと撮影ポイントに到着します。
沢への入口から撮影ポイントまでは目で見える距離なので迷うことはないと思います。
必要なもの
・サンダル【出来れば長靴がオススメ】
・膝上まで濡れても良い格好
・一眼レフなどを使用する場合は三脚
・タオル、着替え等
※撮影や少しの水遊び、観光等の目的であれば本格的な沢登りの用意は必要ないと思いました。
ただし、釣りやリバートレッキングが目的の方はしっかりと準備をされた方が良いかと思います。
樽前ガローは実は釣り好きの方の中でも注目されるスポットです。綺麗な空気の中トレッキングをしながらする釣りは一味も二味も違うので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
『樽前ガロー』は熊の出現率が多い地域でもあります。
熊鈴やホイッスルなど熊対策はした方が良いでしょう。
また、トイレは用意されておりませんので、お手洗いは済ませた状態で現地に向かいましょう‼︎
アクセス
〒059−1265 北海道苫小牧字樽前
看板も多数あり、google mapでも検索をすれば出てくるので駐車場までは容易に辿り着くかと思います。

現地へは車かバスで向かいましょう。
新千歳空港からでも1時間ほどで訪れることができるので
アクセスはしやすいかと思います。
駐車場もあり数台は駐車が可能です。
バスでのアクセスに関して、新千歳空港から樽前ガローまでは空港リムジンバスが便利です。
「新千歳空港」から「苫小牧駅前バスターミナル」行きに乗車し、「苫小牧駅」から「社台駅」まで乗車。「社台駅」から徒歩10分程度歩いたところのバス停「南樽前」から「樽前ガロー」まで行くことができます。工程は多いですがわかりやすいので手軽に行くことができます。
写真作例

樽前ガローで写真を撮影する際に気を付けて頂きたいのは水辺での撮影になりますのでカメラ等を落とさないようにすること。防水対策をして軽装備で行くことをオススメします。
また可能であれば是非三脚を持っていくことをオススメします。



おわりに
『樽前ガロー』ではとても神秘的な写真を撮影することや非日常を気軽に味わうことができます。「写真では良く見るけれど辿り着くかまでが難しそう」などと思っている方は、実際に一度上記で述べた持ち物を用意して現地に行ってみることをオススメします。
『樽前ガロー』の一番見頃の季節は秋。紅葉で色付いた『樽前ガロー』はとても美しいです。しかし気温も下がってきますので風邪を引かないように体調に気をつけてください!
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